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少数の種牡馬に父系が集中するゲノムイラスト

世界のサラブレッド集団で進むゲノム近交と種牡馬の集中

人気種牡馬への集中は、競走馬集団の多様性を静かに削っていく

Scientific Reports2020

Review

サラブレッドの近親交配についてーEmmeline W. Hill先生の研究。今までは個々の血統を丁寧に分析するのみだが、現在は大規模なゲノム解析が科学的根拠を示してくれる。本論文は、2000年以降の近親交配係数増加(=多様性低下)の証明と、競争能力に寄与する遺伝子の考察まで示している。

Abstract Summary

世界的なサラブレッド集団を対象に、ゲノム情報から近交傾向、影響力の大きい父系、選抜の痕跡を解析した研究。近代競馬における少数の人気父系への集中と多様性低下を議論する根拠になる。

Citation

McGivney, B. A. et al. Genomic inbreeding trends, influential sire lines and selection in the global Thoroughbred horse population. Scientific Reports 10, 466 (2020).

Journal
Scientific Reports
Year
2020
DOI / Link
10.1038/s41598-019-57389-5