ゲノム論文レビュー
馬に関する生物学・遺伝学分野の論文紹介
Review
アイルランドのUniversity College Dublin(UCD)とPlusvitalのEmmeline W. Hill氏らの研究。北米生まれのサラブレッド768頭について、333K SNP遺伝子型からゲノム上の連続ホモ接合領域(ROH)が占める割合F(ROH)を算出した。F(ROH)は出走経験の有無とは関連しなかったが、出走馬ではF(ROH)が高いほど出走回数が少なく、平均より10ポイント高い場合は3.5走少ないと予測された。
Abstract Summary
北米サラブレッド768頭を対象に、ROHに基づくゲノム近交係数と競走耐久性との関係を解析した研究。F(ROH)は出走経験の有無とは関連せず、出走馬における出走回数との負の関連が示された。因果関係ではなく、地域の競馬環境における関連として解釈する必要がある。
Citation
Hill, E. W., McGivney, B. A. & MacHugh, D. E. Inbreeding depression and durability in the North American Thoroughbred horse. Animal Genetics 54, 408–411 (2023).
- Journal
- Animal Genetics
- Year
- 2023
- DOI / Link
- 10.1111/age.13309