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GPS速度測定とゲノム解析をつなぐ競走馬イラスト

調教時のスピード測定値から、競走能力に関わる遺伝領域を探る

レース前の“走りの実測値”は、ゲノム解析の強い表現型になる

Animal Genetics2019

Review

GPSを用い、単一調教師のもと同じギャロップコースで調教されたサラブレッドの6つの速度指標を測定し、主成分分析から速度表現型を作成したGWAS(ゲノムワイド関連解析)。2歳時の第1主成分(n = 122)ではMYO18Bを含むECA8の候補領域、年齢に伴う第1主成分の変化(n = 168)ではECA2とECA11の候補領域が示された。ただし、いずれの関連もゲノムワイド有意ではなく、示唆的関連の閾値に達した結果である。

Azki's Note

ミオスタチン型によって年齢に伴うスピード変化が異なるのは面白い。運動応答に関わるMYO18Aや、MYO18Bを含む候補領域が示された点は納得。スピードの絶対値が大事というのは、このような論拠から成り立ちそう。

Abstract Summary

サラブレッドのフィールド測定によるスピード指標と遺伝的変異の関係を解析し、運動時の生理反応や筋肉応答に関わる候補領域を検討した研究。直接測定した運動表現型を使う点が特徴だが、検出された関連は示唆的関連の閾値にとどまる。

Citation

Farries, G. et al. Analysis of genetic variation contributing to measured speed in Thoroughbreds identifies genomic regions involved in the transcriptional response to exercise. Animal Genetics 50, 670–685 (2019).

Journal
Animal Genetics
Year
2019
DOI / Link
10.1111/age.12848